大相撲名古屋場所4日目、横綱 白鵬は平幕の隆の勝と対戦し、土俵際で危ない場面がありましたが突き落としで勝って4連勝です。
中入り後の勝敗です。
▽新入幕の一山本に剣翔は、一山本が寄り切り。
新入幕の一山本は3勝目にも「しっかり一日、一番、勝った日も負けた日も気持ちを切り替えてやっていきたい」と冷静でした。
▽千代の国に大奄美は、千代の国が押し倒し。
▽千代ノ皇に徳勝龍は、徳勝龍が押し出し。
▽石浦に千代丸は、石浦が送り出し。
▽輝に宇良は、輝が押し出しで勝ちました。
およそ4年ぶりに幕内復帰の宇良は2敗目を喫し「すべて相手が上。地力の差を感じた。まだまだ力不足だと感じる」と反省していました。
▽栃ノ心に魁聖は、魁聖がすくい投げ。
▽琴ノ若に玉鷲は、玉鷲が送り出しで勝って、平幕ではただ1人4連勝です。36歳のベテラン、玉鷲は13歳年下の琴ノ若を破っての4連勝に「若手に勝っていかないといけない。それも楽しみなので。心を元気にしていい相撲を見せたい」と明るい表情でした。
▽照強に英乃海は、英乃海が寄り切り。
▽碧山に志摩ノ海は、志摩ノ海が押し出し。
▽宝富士に妙義龍は、宝富士が押し出し。
▽霧馬山に千代翔馬は、霧馬山が上手出し投げ。
▽阿武咲に隠岐の海は、隠岐の海が押し出し。
▽千代大龍に豊昇龍は、豊昇龍が押し出し。
▽琴恵光に北勝富士は、北勝富士が押し出し。
▽新小結 明生に逸ノ城は、逸ノ城が寄り切り。
▽遠藤に関脇 高安は、高安がはたき込み。
3日目から出場の高安は2連勝。「落ち着いてしっかり厳しい相撲を取れた。体調もいいので気を引き締めてあすもやりたい」と冷静に振り返りました。場所前に痛めた腰の状態については「3日間ほど寝たきりで稽古できない日が1週間ほどあったが、治ってから一生懸命体を作った。痛みもなくなったし万全な状態に戻った」と話していました。
▽関脇 御嶽海に翔猿は、御嶽海が押し出し。
御嶽海は2日目からの3連勝に「落ち着いて相手を見られてよかった。3連勝で気分はいい。この感じで乗っていきたい」と話していました。
▽新小結 若隆景に大関 正代は、若隆景が押し出しで勝ちました。
若隆景は正代を破っての2勝目に「とにかく下から攻めるという意識だった。自分のいい相撲をあすからも取っていきたい」と淡々と話していました。
一方、2敗目を喫した正代は「相手の土俵で相撲を取ってしまった。少し取りづらさは感じる」としたうえで「自分の相撲が取れるように集中して徹底していけたら。立ち合いで当たり負けないようにしたい」と誓っていました。
▽大栄翔に綱とりの大関照ノ富士は、照ノ富士が寄り切りで勝って4連勝。綱とりの照ノ富士は俵に足がかかってからの逆転で4連勝とし「ぎりぎりだったが白星でよかった。思い通りにいっていたらすべて勝つし、思い通りにいかないこともある。1つでも白星を重ねていけばいいかなと思う」と話しました。
高校時代を過ごした鳥取県で大雨による被害が出ていることについて「みなさんに少しでも自分の相撲で元気を与えられればいい」と話していました。
▽前頭2枚目の隆の勝に横綱白鵬は、白鵬が突き落とし。
白鵬は土俵際で相手に背中を見せる危ない場面がありましたが、白星を挙げて4連勝です。白鵬は4連勝としましたが今場所初めて取組後の取材に応じませんでした。
八角理事長「徐々に動きがよくなってきた」
日本相撲協会の八角理事長は、相手の攻めをしのいで白星を挙げた横綱 白鵬について「徐々に動きがよくなってきた。白鵬の柔らかさだろう。きょうの相撲を見るといい流れになっているんじゃないか」と話し、動きのよさを評価していました。